◆【カード】のサイズ、知っていますか?
マジックやゲームなどで利用するカード。
実は一般的なカードのサイズには2種類あります。
知っていましたか?
左が【ブリッジサイズ】、横幅約57mm。
そして右が【ポーカーサイズ】、横幅約63mm。
【ポーカーサイズ】というのはもちろん、
カジノゲームで有名な【ポーカー】用という意味。
ポーカーなどのゲームではプレイヤーに配る枚数が少ないので、
カードのマークや数字を目視しやすくするため、
そしてイカサマ防止のため、
手に隠しづらい様にこのサイズになっているとのこと。
では【ブリッジサイズ】の【ブリッジ】って何でしょうか?
実はこれもゲームの名前です。
正式には【コントラクトブリッジ】というゲーム。
ポーカーと同じくらい海外では有名なカードゲームです。
あまり日本ではなじみが無いですね。
こちらにサイトがありますので詳しく知りたい方はどうぞ↓
どんなゲームかは省略しますが、
最初に一組52枚を4人のプレイヤーに配ります。
なので1人当たり13枚づつ。
手に持って広げた状態で行います。
つまり【ブリッジサイズ】とは、
【手に持って広げてもマークや数字が見やすい】サイズということですね。
日本で【ブリッジサイズ】が主流なのは、
カジノ文化がないため、
そして手の小さい日本人向けという説もあります。
ちなみにブリッジでは【切り札】という意味の
【トランプ】(trump)という言葉を使います。
実はこれが【トランプ】という名前の由来なんです。
海外では【ポーカーサイズ】が主流ですから、
もちろんカードマジックでも主に
【ポーカーサイズ】を使います。
でも日本人は【ブリッジサイズ】に慣れてしまっています。
だから日本人のマジシャンは、
まず【ポーカーサイズ】に慣れるところから始めなければいけません。
毎日毎日触って慣れる。
自分の手に馴染むように、持っていても違和感のないくらいに慣れる。
ゲームをするでも何でもいいので、とにかく慣れる。
そこまでが大変ですが、でもそこまでが重要なのです。
マジックを演じるうえでの重要な道具。
それにまずは慣れること。
それがマジックを上達させるための第一歩なのです。
『小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。』
~イチロー~