【no music no magic♪】 制作秘話④
いよいよ【no music no magic♪】の制作に
取りかかることになったのですが、
なにはともあれ、
①歌集め。
これをしなければいけないのですね。
歌を集める基準は、
◆誰でも知っているような有名な歌。
◆もちろん【数字】が出てくる歌。
(できればサビに出てくるとベスト。)
誰も知らないような歌では、
何の歌か気になってしまいますね。
気になっている間に次の歌が始まりますから、
これではマジックを楽しみづらくなると思ったからです。
誰でも知っている歌、
そしてその歌詞の数字のところでトランプの数字が出てくる。
これが1番理解しやすく、楽しいはずです。
そして完成するマジックのサイズを5分以内に抑えるために、
そしてマジックとしての不思議さを出すために、
◆数字がたくさん出てくる歌を使う。
例えば、数字が1個出てくる歌なんてたくさんあります。
でもそれを集めたら53曲も必要だし、
何分かかるか分かりませんね。
それに、複数枚のカードがいっぺんに出てくる方が
マジックとしても不思議に見えます。
例えばClassの『夏の日の1993』のような歌
トランプの中から一気にA、9、9、3の4枚が出てくるのです。
これはマジックとしても相当不思議なのですから。
そして①歌集めと同時進行で
②歌の構成、順番の決定。
やはりこれが1番大変でした。
条件は
◆全てのトランプの表を見せる。
つまりトランプ53枚(ジョーカーも含む)に含まれる
数字を使い切るということです。
A(1)~ 2、3、、、、~J(11)、Q(12)、K(13)、 それぞれ4枚づつ。
例えば『ウルトラセブンの歌』で7、7、7、7を使ったら、
それ以降7は使う事が出来ないのです。
そうやってトランプ1組の数字がすべて消化されるような
組み合わせを作らなければいけませんでした。
そしてさらに重要なのは、
◆曲順。
何の歌の後に何の歌を持ってくるのか?
全体のバランス、盛り上がりも考えました。
例えば最初は『ウルトラセブンの歌』。
エンディングは『男の子女の子』→『お嫁サンバ』とか。
そしてさらに作ってみて重要だと思ったのは、
◆曲間。
その歌の数字が出てきて、
次の歌の数字が出てくるところまで、
連続で出すのか、
シャッフル等を挟むのか?
考え出すとキリがないほどでした。
制作を始めてから完成するまで約1ヶ月間。
このマジックのことだけを考えている日々でしたが、
なんとか完成しお披露目の機会を得るのでした。
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