今回はデビッド・デバント(David Devant,1868-1941)という、

イギリスが世界に誇る偉大なマジシャンのお話。

 

デビッド・デバント

 

彼がある劇場に出演しているとき、

若いマジシャンが彼を訪ねてきてこう聞きました。

「あなたはいくつマジックを知っているのですか?」

若者は、「自分はだいたい300くらい知っている」と言いました。

 

 

それを聞いたデバントは、

「私ができるのは8つだけです」と言ったのです。

 

若者はデバントが自分をからかっているのか、

何か悪い冗談を言っているのか戸惑いました。

しかし、これは冗談でも何でもありませんでした。

 

 

デバントはこの数年間、

本当に8種類しかマジックをやっていなかったのです。

 

 

彼はこう言います。

「私はその8つを完全に演じれるのです。

いつ、どこで、どんな状況のもとでも。」

 

「ひとつでもきちんと演じることのできるマジックを持っている人は、

半ダースのトリックを中途半端にしか演じることのできない人より優れている。」

 

 

出来るマジックが少なくても、それを何回も演じ、ブラッシュアップし、

完璧に自分のモノとして演じられるようになれば、実はそれで十分なのです。

 

 

僕もいつも演じているものはせいぜい10~20種類くらいです。

自分らしく演じられるもの、完璧に演じられるもの、そして観客に楽しんでもらえるもの。

だから常連の人などは、同じマジックを何度も見ているはず。

では、それで観客は果たして飽きてしまうのでしょうか?

実はそんなことはありません。

 

 

完璧で自信を持って演じるマジックだからこそ、

観客も何度見ても”素晴らしい”と思うのです。

ステージと観客

 

歌やスポーツなどでもそうではないでしょうか?

それぞれの個性があって、完璧だからこそ、

『あの人のあの歌が良い!』

『あの選手のあのプレーが見たい!』

そう思うのです。

 

 

種類の多さではなくて、

あなたらしいものを大事にしてください。

 

 

そしてそれをもっともっと大事にすれば、

それがあなたの”かけがえのないもの”になるのです!

 

 

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